アルフォンス・ミュシャ展

福岡アジア美術館まで見に行ってきました。旭川ミュシャ展があったときに見逃してたから、ちょうど良かった。
アルフォンス・ミュシャは19世紀のフランスで活躍した、チェコ出身の画家・デザイナーで、ポスターや雑誌の挿絵で有名な人です。主にリトグラフ(石版画)を中心として、印刷に用いるデザインの作品が多いのですが、どれも版画だとは思えないような、色鮮やかで線がほそく細かい文様が描きこんである作品ばかりでした。ついつい知らない間に見入ってしまって、口がポカーンと開いちゃいますね。縦長のポスター作品はそのままタロットカードにしたい感じです。個人的には連作になっているものが好きで、特に『四芸術』(詩、ダンス、絵画、音楽;(1898年))が気に入りました。女性の表情が、なんだかいいんですよね。