秋雨

はしおき

 雨の降り方が変わりました。こないだまでの、スコール!って感じの降り方じゃなくて、シトシトと空気を湿らすように静かに降るようになりました。こんなことでも秋を感じますね。ふと季節の変わり目を実感する瞬間、そのことに気付けたことをすごく嬉しく思う。昨日、ハチクロ読んだ影響もあるのか、今日の雨はとても心地よく感じます。
 職場でも話してたけど、今年はやっぱり秋が来るのが早いみたい。今年の冬も、やっぱり雪が降ったりするんだろうか。私は好きだからいいけどね。「冬靴」があるしw

 帰りに、レンタルCDを返すため、3日連続でまた本屋さんに行きました^^;足しげく通ってる。今日は、ちゃんと図書券も持参した。いつも取っておく一方なので(結構貯まってしまってるw)、旅行によさそうな本があれば、券を使っちゃおうと思ってね。

 結局、旅の前だというのに、珍しく読みたい小説が見つからず、代わりにかさばるので持っていかないであろう雑誌(どっちかというと専門誌?)ばかりが目についてしまいます。今日は、半年ぶりに『みづゑ』を購入しちゃったし。季刊で専門誌なのでちょっとお高いけど・・・「ずっと楽しめる雑誌だし、正しい図書券の使い方をしたんだよ」とどこか言い分けがましい考えが、今も頭の中でぐるぐる回ってますwでも、パラッとみた感じでは、本当に満足の行く内容で良かったな。読み応えも充分。

==================================
 書店からの帰りがけ、ちょっと不思議な体験をしました。帰りは、まだ雨が静かに降り続いていたんだけどね、ふっと懐かしい感じがしたの。デジャブに近い雰囲気もあるけど、明らかに旭川で体験したことがあるような感覚。夜道の濡れたアスファルトや、雨の匂い、ちょっと肌寒い空気がすごく懐かしくて、これはなんだろうな、って思った。家に帰ってからもしばらく考えてたんだけど、多分、雨の匂いが似てたんだろうな。初夏や夏休みの終わり頃に大学から帰る帰路の感じにも似てるし、まったく風景は違うんだけど程よく冷えた雪道を歩いてる感覚にも似てた。そういえば、去年の夏は、ずいぶんと帰宅時間に合わせたように雨が降ってたっけ、なんて連想的に思い出したりもするけど、どれもぴったりしないんだよね。・・・しばらく経って気付いた。あぁ、そうか。バイトの帰りだ。小雨が降ってる中、自転車で、街中を抜けて、橋を渡って帰ったことが何度もあったっけ。アスファルトが黒く光っていて、手が少し冷たくなるような空気で・・・、1年半くらいの間、そんなに思い出すこともなかった風景がパッと思い出された。不思議だね。本当に些細な記憶なのにさ。
 「雨の匂い」・・・原因はそれか。でも、春や夏にふる雨では、雨の匂いを強く意識したことはなかったのだけど。せいぜい降り始めの雨くらいかな。普通、香りは暑い時ほど強く感じるものだと言うけどね。今日の場合は、急に涼しくなった気温と乾燥し始めた空気にも原因があるのかもw ・・・やっぱり、人生の1/5を過ごした土地は、自分にとって大きな影響を与えてくれてたようですねえ。北海道の雨は、夏場でも、九州のように蒸し暑くなることはないですし。
 
 ・・・年々、空気の感じや、匂いでいろいろなことを思い出すんだけど、やっぱり思い出に浸るようになったという証拠なのかしら(苦笑)


(写真は、福岡で購入したはしおき。ひとめぼれです。1個100円なりw)