講演会

最近は、休みといえば、両親と出かけてるか、家に篭って本読んだりDVD見たりしてますな。・・・えーと、今日は、両親とお出かけでしたw


 午前中は県立美術館に写真展を観に行きました。
「European Eyes on Japan | Japan today vol.8」
・・・なんだか、長いタイトルなんですが、ようするに、ヨーロッパ人の写真家が見た日本はどんなんだろう?という試みのようです。今回のモデルとなったのは佐賀県福島県
興味が湧いたきっかけはこの写真展の写真集。昨年の秋には発行されてたんだけど、知らなくってね。ちょうど、図書館で写真集を偶然見かけて興味が湧いたのでパラパラみていたら、「25日まで、県立美術館でやってるよ」と教えてもらったの。
今まで、北海道とか京都とかを外国の方が撮影されるというのはよくあったけど、このなんもない佐賀をどういう風に見たのかな、というところにすごく興味がありました。実際、きっと、外国の人の「日本」という憧れを崩してしまった部分はあったと思うんだけど、佐賀を撮影した人の写真は、どれも好きだなと思うものばかりで、なんかそこらへんに転がってる何でもない風景を見直した気がしました。普段、自転車で通勤しているので、車にばかり乗ってる人よりは、ゆっくりしたスピードで風景を見ていると思うんだけど、それでも目に入ってきてない風景なんていっぱいあるんだよなあ・・・。
http://www.eu-japanfest.org/program/photo_project.html


 午後は、工藤直子さんの講演会です。
あまり詩に興味はないんだけど、工藤直子さんの「のはらうた」は好きです。特に、中学の教科書に載っていたのが印象的で、すごくお世話になった国語の先生が朗読してくれてたのを、今でも覚えていますね。めずらしい。
講演会で、工藤さん自身が「詩の読み方は自由、(著作権あるからご自身の詩に限ってだけど)自由に語句を崩して、雰囲気や感じるままに読んでもらっていいし、どんどん想像を膨らませてくれていい」と言われてたのが印象的でした。直子さんが作られる詩は、どれもテーマとなる動植物が擬人化されています。いまでは、そんな“のはら”の仲間も100を超えるけど、一番人気は、教科書にも載ってる「かまきりりゅうじ」なんだって。直子さんが「彼は何歳だと思います?」と問い掛けられたときに色々な意見がでたのが面白かったなあ。私は、いままで、「絶対に思春期のリーゼント風の兄ちゃんかまきりだ!」と思っていたんだけど、小学1年生だとか、サラリーマンだとか、じいちゃんかもしれないとか・・・思いもしなかったwまた、それによって、いろいろな読み方があるし、また、おばちゃんかまきりだったらどういう読み方かな?赤ちゃんだったら?なんて考えて楽しんでもいいんだ、と分かったのは、講演会を聞いて大きな収穫になりました。