蓮華草

もうれんげ草の時期は過ぎてしまいましたが、GWあたりにあちこちの田んぼを見ていると、れんげ草が少なくなったことに気付きました。
小さい頃に見た、田んぼ一面がピンクになって、それがずーっと遠くまで続いている風景は、もう見れないのかな。実家の裏の田んぼも、もう数年間れんげを植えなくなってしまったようです。あれ、肥料として植えてたんですよね。なぜいいのか知らなかったので、ちょっと調べてみました。

「れんげ草がなぜ良いのか」
第一に、れんげはとても腐りやすく、土の中でほかの草よりも早く肥料になってくれます。
第二に、れんげはマメ科の植物なので、根のまわりに「根粒菌」と言うものがあり、空気中の窒素を直接栄養に出来ます。土の中の肥料分を増やしながら、育ってくれるのです。
第三に、れんげは秋に種をまき、春に育っては花が咲きます。稲を育てていない時間を使ってれんげを育てられるのです。
ほかの草でも、肥料に出来るものはいろいろあるようですが(雑草でも土の中で腐らせれば肥料になります)れんげ以上にこの条件にあった、草と言うのはあまりありません。
出典:http://www.katsuya.co.jp/kodawari/renge.html

最近、田んぼにもポツポツ生えてるのを見ますが、あれは、偶然に種が残っているんでしょうね。印象として残っている一面ピンクの花畑に比べると寂しくて、なんだかしょげてしまいます。少なくなった原因には、肥料が良くなったからだとか、二毛作になったからだとか、いろいろあるようですが、春の風景を見ることができなくなったのは少し残念です。