日記メモ

2007年5月22日(火) 

嬉野です。

(中略)

さて、さっき掲示板を覗きましたらね、神戸から秋田へ引越してこられた若奥様がね、馴れない土地で、そのぉ、なかなか自分の居場所なんかをまだ見つけられないのでしょうね、

「気持ちが、ふさいでます」みたいなことを書かれてましたが…。

分かりますなぁ。

子供の時も大人になっても、引越し、転校は、辛いよね。

でもね、「はやく一人前の東北人になれるように頑張りたいです」って書いておられましたね。その奥さん。

お腹にお子さんがおられるそうでよ。
妊娠5ヶ月とのことでした。

そしてね、「イライラしててもお腹の子供に好くないでしょうから」って、書いてもおられましたね。

引越し転校とかでね、なんとか頑張って、新しい環境に早く溶け込んでね、自分の居場所を作りたいなと思ってる人、この日記読んでる人の中にも、他に、いっぱいいるだろうなと思いますよ。

お気張りください。

私も11年前、36歳で札幌に越してきましたからね(笑)。

馴染むまでには、私の中では、いろいろあったように思います。
でも、今となってはね、多くの出会いに恵まれましてね、越して来て良かったと思ってますものね。

確かに人生、自分の望まなかった流れに呑まれる時もありますね。

でも、そういう時は、その流れに身を任せているとね、自分だけの判断では、おそらく辿りつかなかっただろう岸に流れ着いてね、自分の力だけでは見るはずも無かった風景を見るものですよ。

それはそれで、ラッキーなことだと思うの。

だからね、世の中は、何が幸いするか分からないということですよ。ほんとにね。

抗えない潮の流れに呑まれている間はね、抗うことなく流れのままに流されるのが案外好かったりします。
体力温存ですよ。
無駄にあがいて体力を消耗しては、おぼれて遭難するばかり。

環境が変わって「上手く行かないよ」と落ち込むような時はね、
「まぁこんなもんだ」と諦めてね、その状況から脱出しようとガムシャラに泳ぐのをやめたほうが好い。
そしてね、ぷかぷか、空を見上げて浮いてる方が好いようです。

落ち込むのを止めるのが一番得ですよ。

落ち込むのを止めるって、出来るもんですよ。

自分の思い描く自分でいたいのに、その自分でいられないから落ち込むんだと、ぼくは思います。

当分、自分の思い描く自分になんかはなれないなと。
不本意な状態だけど、この今の自分の状態のままでしばらく我慢しようと観念したら、多分落ち込むことも無くなると思いますよ。

そしたら、無駄な体力消耗もなくなるはずです。

流され始めたら、簡単には、その流れから抜けられません。
そんなもんです。

だから、そういう時は、流されるままに、ぷかぷか浮いれば好い。

そしたら、そのうち岸にたどり着く。

それは絶対そうですよ。

ですから、それまでは、空を見上げて呑気にしてた方が好い。

ぼくは、そう思ってます。

はい。

では、また。

なんだか気楽になりました。