夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)お盆も終わりですね。夕方、少し風が涼しくて、ふと陽射しに秋らしさを感じてしまいました。・・・でも、家に帰ると「むわぁ」として暑いんだけどね。
なんとなく、『夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)』(漫画)を読みたくなって本屋で探してみたけど、見当たりませんでした。映画が公開されたばかりだしねえ。人気なのかもしれません。戦争の話なので、暑いうちに読めたらいいな。
今年は、テレビで第2次世界大戦に関するドラマやドキュメントや映画をたくさんやっていましたね。私が小学生の頃は、この時期、いつもそんな番組をやっていて、祖父の家でみんなで見ていた覚えがあります。「白旗の少女」とかね。怖かったなあ。すごく怖いんだけど、でも、目が離せなかった。
ここ数年はそんな番組を放送することも少なくなり、バラエティばかりのように感じていたのだけど、今年、そうでもなかったのは、憲法改正の影響なのかな。「知らない」では済まされないことだと考えているので、見るか見ないかは個人の自由だけど、そういう情報発信をしてくれるのは、いいんじゃないかと思います。少なくとも、私にとっては、いろいろと考えるきっかけになります。
11日に祖父の家に行ったとき、水木しげるの戦争体験を元にしたドラマをやっていました。ラバウル、の話です。香川さんの演技が良かったですね。それはさておき、私の祖父は、水木さんがいた島の隣の島に赴任していたそうです。そこで、ドラマを挟んで、召集されるまでの話、戦時中の話、それから日本に帰ってくるまでの捕虜生活の話を従兄弟や叔母さんたちと一緒に聞きました。母たち兄弟はいつも戦争の話を聞かされていたそうですが、あまり話を聞いた覚えのない私にとっては、どれもインパクトのあるものでした。穏やかな祖父が、九死に一生を得るような体験をしたり、過酷なジャングルに居て戦っていたりしたなんてね。
最後に誰かがポツリと言った「じいちゃんが生きて帰ってこなかったら、ここにいる全員が、この世にはいないんだよね」という言葉が妙に心に残っています。