冠水

昨夜、飲み会帰りの父が泊まりにきました。
0時ごろ来たころには、雨は降ってなかったから、本当に明け方くらいだったのかな。ザーーって、すごい音で雨が降ってたのは知ってたけど、朝起きて窓の隙間から外を見ると
「うわ。(クリーク挟んだ向こう側のアパートの車)タイヤ半分くらい水きてる」

でもね、元々このへんって冠水するので有名なとこなのね。なんで多少、向こうの地区の方が冠水したって大丈夫だって、甘くみてたのよ。家は盛り土してある上に立ってて、駐車場は普段と変わらないように見えたし、いつも冠水するとこは少し離れた一部だけだったから。道路の様子が見えにくい立地なのもあるけど。

でも、あいかわらず大雨は降ってたから、朝食食べてから、一応雨対策に濡れてもいい格好して、駐車場をずんずん歩いて抜けたら・・・

川!

道路に川が出現してました(泣)右見ても、左見ても、水ばっかり。あの、よくニュースで見る光景が広がってたよ。
でもなあ。冠水してるのはこのへんだけだろうし、仕事休むわけにはいかんし。
意を決して、裸足になって、ズボン上げて、靴持って・・・父と娘で並んでじゃぼじゃぼ歩きましたよ。一番深いとこは膝まであったかな。クリークとの境目がわからないから、落ちないようにしなきゃ。途中、車が立ち往生してるのに出合ったけど、あれって大変だね。助けるために、大きなトラックが迎えにきてました。・・・こちらに向かって波を立てながら。車の持ち主には同情するけど、こっちは一番深いとこで、トラックの波にやられてさらにびしょ濡れです。もう諦めてたけどね。

ようやく浅くなってきたところで、ひとりのおばさまとすれちがいました。これから、私たちが今きた道を歩いていこうと様子をみていたので、声をかけて「これくらい深いですよ」と伝えたら、「大丈夫です、準備はしてきました」とばっちりショートパンツ。さすがです、地元の人って。

おばさまの後は、カメラで撮影中のテレビ局の人とすれちがいました。「うわー、いやだあ」と思いつつ、無表情で通り過ぎたけど、放送されてたらイヤだなあ。

そんなこんなで何とか職場に到着。なんかね、古い建物だから、あちこちから雨漏りして、対策に追われてました。あと、職場でも何人かが来れる状態じゃなかったり、冠水による交通整理の渋滞に巻き込まれたりしたそうです。佐賀駅周辺も冠水しやすいから、電車が止まってる、ってのも聞きましたね。そのせいで、父が職場に着いた時は「電車とまってるのに、どうやって来た?」と驚かれたそうなんで。



教訓。「冠水したときは、上下分の着替えをもって、ショートパンツで出勤しよう。足元はサンダルね。」