わらの人

作者の山本甲士さんは、佐賀在住の作家さんだそうです。
聞いたところによると、公務員を退職後、作家になられたとか。『ALWAYS三丁目の夕日』も書いていらっしゃいます。

そんなとこで興味を持って読んでみました。YA向けの本として紹介されていることもあったので、読みやすいかなと思って。

内容紹介は、
「初めて入った理容店。ついウトウトしているうちに、髪形はすごいことに! そのせいで、いつしか性格まで変わっていき、とんでもない出来事が…。髪形の変化が巻き起こす、愉快、痛快、爽快な「事件」を描く連作短編集」とありましたが

たしかにびっくりする髪型の場合もあるけど、「!」がつくほどではないかなあ・・・?w
切られた本人にしてみれば、肩をマッサージしてもらって、ぼんやりしてる間に、理容店の女性に今までにやったことも無いようなヘンテコな髪型にされてるから大事だけど・・・。
でも、髪型が変わったことによって、その人がどう変わったのかを追っていくのは面白かったです。
個人的にはミステリーっぽさがある「黒の巻」、あたたかさがある「花の巻」、ベタだけど「犬の巻」が好きです。

ちょっと自分も髪型を変えてみたくなりました。