特集ドラマ「お買い物」

予告を見て気になっていたので、同じ時間にある「銀色のシーズン」と迷いつつも、こちらを選択しました。映画は後からでも見れるしね。

内容は、福島の農村で暮らすおじいさんとおばあさんが、一念発起して渋谷の中古カメラの見本市に向かう珍道中をユーモラスに描いたもので、何か大きな事件が起こることもない、のんびりとしたものでした。でも、すごく素敵だったんですよ。中身も良かったけど、映像の感じとか、BGMにチェロをつかってるとことか。あとは、おじいさんとおばあさんの掛け合いのところも。
予告を見た時は、ちょっと偉そうなおじいさんと、可愛らしいおばあさんと言う印象が強かったんけど、実際には「家では偉そうだけど、結構尻にしかれていて、子どもっぽいところもあるおじいさん」と「ほんわりとしていて可愛らしいけど、しっかりしていてちょっと毒舌で好奇心があるおばあさん」。そんな二人の行動や会話には、吹きだすことも多かったよ。掛け合いが面白かったのもあるけど、なんか、私の周りにいる夫婦(といっても両親や祖父母しか知らんけど)と重なったのかな。思わずお二人の演技に「うんうん」とうなずいてたし。
おばあさんが孫のリカに向かって「夫婦だけど知らないこともいっぱいあるのよ。それでいいのよ。」というようなことを言われていたのが印象に残っています。

う〜ん、録画しておけばよかったな〜。


そうそう。ここ1週間ばかり、偶然にもカメラや写真を取り上げてある番組をみることが多くて、フィルムカメラの良さを再認識しましたねぇ。あの「カシャ」って音も心地よい。

http://www.nhk.or.jp/drama/dramalist/okaimono.html